願いさえすれば「引き寄せ」られる、と思っていませんか?
実は、「引き寄せ」には「対価」が要るんです。タダではない、ということです。
なぜなら、願っているものが「引き寄せ」られて近くまで来たときに、「受け取るための準備行動」をしていないと、そのまま流れてしまうからです。
その「行動」が「対価」になります。
この記事では、「引き寄せたものをしっかり受け取る」ための「行動の具体例」をご紹介します。
記事を読み終えると、「どんな行動が必要なのか」をはっきり掴むことができ、「引き寄せの法則」を正しく使うことができるようになります。
「引き寄せ」には「対価」が必要
ウォレス・ワトルズ(Wallace Delois Wattles、1860年 – 1911年)が1910年に書いた『引き寄せの法則』。たいへんなベストセラーです。
この本には、「引き寄せには対価が必要」と明記されています。
〈意図的であれ、無意識であれ、強く願ってイメージしつづけているのに、金持ちになれない人が大勢います。それは受け取るための「対価を与えるという行動」を起こしていないからです〉。[同書 第11の秘密]
「受け入れる準備が整っていること」を行動の成果として、「無形の叡智」(= 量子場、ハイヤーセルフ…)にしっかりと示し、「準備万端なので、いつでもどうそ!」とアピールすることが必要なのです。
ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン(William Walker Atkinson、1862年 – 1932年)によるもう1つの『引き寄せの法則』(1906年)にも、「行動力」と「揺るぎない決意」の両者が揃わないと、「引き寄せ」は叶わないことが明記されています。[第14章]
詳しくは、下記2つの記事を読んで頂くとして、「願いさえすれば、引き寄せは叶う」というのは、まったくの誤解、幻想ですので、ご注意いただければ幸いです。
どんな行動をすればいいか
では、どんな行動をすればいいか?
残念ながら、上の2冊には具体的なアドバイスは書かれていません。
そこで、私の体験を「交えながら」、いくつか具体事例をご紹介します!
「やりたい仕事」を願うときの行動
「やりたい仕事」というのは、本業であれ、副業であれ、あるいは趣味であれ、何らかあなたがやってきている活動(アクティビティ)の延長、発展形のはず。
なので、「とるべき行動」は、今のアクティビティのパワーアップや、精査です。
会社に勤めているひとは、企画書を提出したり、配転希望を出したり、取引先のひとに「引き抜いて貰えないか」と打診したり、いろいろ行動すべきです。
転職サイトへの登録は、転職意思の有無に関わらず、オススメです。
キャリアシート(履歴書、職務経歴書)を書くことで、あなたの人生を真剣に振り返ることができますし、エージェントや求人企業からの反応を通して、あなたの市場価値(年収のオファー金額)が分かります。
副業や趣味を発展させるなら、Webサイトを立ち上げる、SNSで拡散する、などの行動をすぐに始めましょう。
セミナーや講習会に参加すると、情報・知識の収集だけでなく、同じような志を持った仲間とも出会えます。
やりたいことがハッキリしているなら、クラウドファンディングで資金を集めるのも手です。
「5000万円」を願うときの行動
現金、たとえば、「5000万円」としましょうか。
「5000万円」欲しいなら、それを手にして何をしたいのか、頭の中を整理しましょう。
使い途がはっきりしていないと、その願いの「波動」が確定しません。
波動が確定しないと、「量子場」のなかにあるどの波動も「共鳴」できません。
つまり、そもそも「願いは届かない」ということになります。
家やマンションが欲しいなら、住みたい街やエリアを決めて、現地に足を運ぶなり、展示場やモデルハウスを見学するなり、リビングに置く家具やインテリアの画像を集めるなり、イメージを具体化します。
海外にセカンドハウスが欲しい場合も同じです。
場所はハワイ? 南フランス? 北欧? お目当ての国のWebサイトを検索して、イメージを具体化しましょう。
南仏に住みたいなら、Facebookでフランス人の友達をつくれば、現地のレア情報を無料で入手できます。中古物件を格安で買えたりもします。
事業の資金にしたいなら、事業計画を練ることです。
事業プランが有望なものなら、融資や、クラウドファンディングという形で、希望額は早期に集まるかもしれません。
事業を行うことで5000万円貯めたい、ということなら、「やりたい仕事を引き寄せる」イメージづくりのなかで、売上・利益目標という形で具体化しましょう。
「彼氏・彼女」を願うときの行動
彼氏・彼女が欲しかったら、出会いサイトに登録し、気になる相手とメッセージ交換をするのが最初にするべき行動です。
そして、絶対に相手が見つかると信じて、最初のデートスポットや食事の店はどこにしたらいいか、待ち合わせ場所や交通手段、着ていく服はどんな色・スタイルにするか、考えたり調べたりすることは、山のようにあります。
相手の趣味に合わせて、本を読んだり、映画のヒット作を観たりして、会話のネタを仕込むのも重要な行動です。
誕生日が分かっているなら、ホロスコープで相性をチェックしたり。ドンドン段取りのシミュレーションをしましょう。
ダイエットしたり、シェイプアップしたり、というのも、良い行動です。
実際には、これらの通りにいかないことの方が多いでしょうが、そんなことはどうでもいいのです。心の準備さえしておけば、あとはどうにでもなります。
とにかく、何をしても楽しく、ワクワクを感じられるはずです。
「国際結婚」を願うときの行動
「留学」を願うときの行動
「外資系企業への転職」を願うときの行動
「ダイエット」を願うときの行動
「病気の治癒」を願うときの行動
これらの記事は、執筆中です。少々お時間をください!
行動は観察されている
例を見れば分かるように、どんな行動も、複数のタスクから成り立っています。
手当り次第、ランダムに、とは言いいませんが、大事だと思うタスクはどんどん行動に移していきましょう。
「大いなる叡智」「量子場」は、あなたの行動を逐一、観察しています。
あなたが発する「波動」のなかに、ぴったりフィットするものがあったときに、量子場にある「可能性の波動」が反応・共鳴し、「粒子」として物質化し、あなたのもとで現実化するのです。
「引き寄せの法則」とは「努力の法則」のこと
「単に願っている」だけでは、「引き寄せの法則」は働きません。
「行動」が必要なんです。
加えて言うなら、「行動」とは、「受け取るための準備行動」だけではありません。
そもそも、
- 「何を願えばいいか」分からない
- 「欲しいもの」が分からない
- 自分にとっての「幸せって何なのか」イメージが湧かない
というひとも多いのではないでしょうか?
その場合は、欲しいもののイメージを具体化する作業が必要です。
先ほどの「5000万円」の例であれば「お金の使い途」、「やりたい仕事」の例であれば「仕事や開業の将来ビジョン」など、具体的なプランづくりが必要になってきます。
これって、結構、ボリュームのある作業ですよ!
まだあります。
先ほど紹介した2記事を読んでいただくと分かるのですが、ポジティブな感情を維持したり、心配・不安を打ち消したり、潜在意識に働きかけてネガティブな感情を何とかしたり…「引き寄せの法則」がきちんと作動するために、やるべきコトはたくさんあります。
こうしてみると、「引き寄せの法則」って、「努力の法則」に他ならないことが分かります。「行動の法則」と呼んでもいいかもしれません。
では、そんな法則なんて、いらないんじゃないの? って思いますか?
いえいえ、そんなことはありません。
努力も行動も、すればいい、というものではありません。
無駄な努力、方向がずれた行動をいくらしても、報われることはありません。
「努力、行動の正しく・効率的な方法」をあらわしたものが「引き寄せの法則」なんです。
まとめ
本記事では、「引き寄せには行動が必要である」ことと、「行動の具体例」をお伝えしてきました。
皆さんが望むものに応じて、どんな行動が必要なのか、イメージを組み立てて実行していけば、正しい「引き寄せ」を行えるようになります。
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